委員会報告
初会合を開催、技術情報の調査・検討を一層推進
技術・調査委員会 委員長 吉田英邦
無線LANビジネス推進連絡会の各委員会が再編成され、新たに技術・調査委員会が発足しました。その初会合が7月20日に開催されましたので、活動内容を報告します。
メンバーの紹介
新たな技術・調査委員会として、18社26名の参加登録をいただくことができました。参加いただきました各社には御礼申し上げます。
委員会では旧知の委員の方もいらっしゃいますが、新たにご参加いただいた委員の方もいらっしゃいましたので皆様に自己紹介をしていただきました。
新委員会での活動内容のディスカッション
事前に運営会メンバー会合等で意見がでました下記テーマについて、新たな委員会としての活動の方向性についてディスカッションを行いました。
・製品情報のシェア
委員会で委員各社の製品・ソリューション情報を積極的に紹介、場合によっては見学会等も開催し、会員相互の情報提供を進め各社の事業に活かしていくとともにWi-Bizホームページの「製品・事例紹介カタログ」に反映させていくこととなりました。
・DFSのエリア情報
公表されている気象レーダー等の設置場所について、ノウハウ集「知恵袋」への掲載も視野にいれて検討することとなりました。
・iPhoneの動作情報の収集共有
iPhone等の端末の動作について、ネットに公開されている情報のとりまとめや測定器ベンダの協力を得て検証を行ってはどうか等の意見が出されました。今後、実現可能性等について議論を深めていきたいと思います。
・2.4GHz帯混雑状況
駅前やコンベンションセンター等の公共の場所では、多くのAPから2.4GHz帯の電波が発信され干渉等が発生しているところがあります。このような場所にAPを新たに設置する場合などに対応するため、混雑の状況を把握する必要があります。
検証にあたり委員である東陽テクニカ様の測定ツール製品をご紹介いただき上記の測定が可能か検討して行くこととなりました。
技術セミナー開催
技術・調査委員会で旬なテーマ候補を選定し、企画・運営委員会へ連携して実施していくこととしました。また、委員より技術・調査委員会の中でも勉強会のような形式で技術情報の共有を行ってはどうかとの意見が提示され、実現の方向で調整することとなりました。
「Wi-Fi知恵袋」の作成
Wi-Fiの構築を目指しているエリアオーナーの技術者をターゲットとして技術情報を提供する「Wi-Fi知恵袋」について、松村副委員長より作成状況が報告され、その内容、作成スケジュール等について共有しました。
かなり形になってきており年内の公開を目指して引き続き有志により執筆する予定です。皆様のご協力もよろしくお願いします。
Wi-Biz事務局から、委員会再編にあたりより会員ベネフィットを重視した活動として欲しい旨、また技術・調査委員会に収まらないテーマは他の委員会と連携してタスクフォースとして取り組んでいく旨が説明されました。
今後、各委員にとって有意義な技術情報、調査検討を行うことにより委員会活動を活発にしてきたいと思っております。皆様のご協力もよろしくお願い致します。
■Wi-Biz通信(メールマガジン)の登録はこちら