全体報告
第13回定時総会を開催
無線LANビジネス推進連絡会 事務局
10月27日午後、札幌市のACU-Aにおいて「第13回定時総会」が開催されました。参加者は、48企業・団体の89名と総務省から4名のご来賓合わせて93名で、第一部の講演並びにパネルディスカッションが、第二部の総会議事が執り行われました。
初めに、小林会長による開会挨拶により、総会がスタートしました。挨拶の中で、会長はWi-Fiの重要性がますます高まる中、品質や接続手続き、周波数不足など様々な問題に対し、連絡会として何ができるかを真剣に考え対処していきたいと、今後の活動に対する方向と抱負を述べました。
第一部の講演では、NTT東日本ビジネス開発本部の酒井大雅氏から「Wi-Fiを活用し地域とともに進めるIoTビジネスの取り組み」と題して、Wi-Fiの特徴を生かした数々のIoTへの適用事例が紹介され、今後も様々な業種業態に対しWi-Fiの適用拡大が期待されることが示されました。
続くパネルディスカッションでは、櫻井浩副会長がモデレータを務め、パネリストとして技術・調査委員会副委員長の松村直哉氏、渉外・広報委員会副委員長の森田基康氏および岡田雅也氏、企画・運用委員会副委員長の大塚浩司氏により「Wi-Fiに対する思いと期待」と題して、Wi-FiやWi-Bizに対する熱のこもった意見が述べられました。
各パネリストから出た意見の方向性として、各委員会で幅広い活動を推進していますが、コアなメンバーを中心とする活動に止まっている傾向があるので、今後は会全体としてより広いメンバーによる活動展開に向け、各委員会における積極的な参加や発言、取り組みが望まれると提言がありました。
第二部では、総会議事に先立ち、総務省総合通信基盤局 データ通信課長の内藤茂雄氏、及び同省情報流通行政局 地域通信振興課長の加藤主税氏より来賓挨拶を頂きました。
挨拶の中で内藤氏からは、今後5G及びIoT・IPv6の導入が進み市場が拡大する中で、無線LANビジネスにおける同市場の取り込みが期待されると提起が行われました。
加藤氏からは、防災を主目的とした無線LAN環境整備事業において、教育や観光での利用に向けた展開とその支援政策が紹介されました。
来賓挨拶に続き、事務局より定足数の確認が行われた後、会則に基づき小林会長が総会の議長に指名され、総会議事が執り行われました。
第一議案として事務局より、入会初年度の会費に関する会則変更について付議され、満場一致で可決されました。
次に第二議案として、技術・調査委員長の吉田英邦氏、渉外・広報委員長の江副浩氏、企画・運用委員会の杉野文則氏、事務局長の松波誠次氏より、上期の活動状況並びに下期の活動計画について説明が行われ承認されました。
下期も連絡会活動の一層の活発化を実現し、Wi-Fi業界における共通的な課題の解決と会員メリットの充実に向けて様々な活動を推進していくことが確認されました。
総会終了後には、講演会の講師や来賓を交えて懇親会が開催され、会員相互や来賓との交歓・交流が活発に行われ、有意義な会として盛大に締めくくられました。
■Wi-Biz通信(メールマガジン)の登録はこちら