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東陽テクニカ Wi-Fi試験ソリューションを提供

東陽テクニカ 情報通信システムソリューション部 西尾 由起

株式会社東陽テクニカは、”はかる“技術をコア・コンピタンスとし、情報通信、機械制御/振動騒音、物性/エネルギー、EMC/大型アンテナ、海洋/特機、ソフトウェア開発支援、ナノイメージング、メディカルシステムにおいて最先端の測定機器・技術を提供しております。

情報通信部門においては、無線/有線ネットワークの様々な測定機器を取り扱っており、今回はWi-Fi試験製品についてご紹介いたします。

無線LANアクセスポイントの性能試験

APのパフォーマンス評価のために、複数の無線LAN端末(子機)を準備することは、容易ではありません(皆様もご経験があるのではないでしょうか?)。
また、一度準備できたとしても、もう一度同一の試験を行うために、同一の条件で端末を再度揃えるとなると、さらにハードルは高くなります。

Spirent Communications社製 Spirent TestCenter™ は、複数の無線LAN 端末を擬似することを可能にしたパフォーマンステスタです。試験対象機器を本製品で挟み込むことで試験を行います。
つまり、下記接続イメージのように無線LAN AP もしくはAP+コントローラの性能試験を単体で実現することができます。

製品外観

製品外観

試験構成イメージ

試験構成イメージ

本製品を使用することで、複数台の端末を準備する必要がなくなるため、試験開始までのセットアップ時間の削減、容易な試験場所の確保など、すぐにテストを開始することができます。
また、試験シナリオを保存/読込することで、前回と全く同一の試験を行うことができます。これにより、APの設定/ファーム/モデルなどを変更した場合の性能比較を容易に行うことができます。

エミュレーション最大クライアント数
802.11a/b/g/n 800クライアント
802.11ac 256クライアント wave2 128クライアント

アクセスポイントの同時接続数による性能評価

測定対象のAPにSpirent TestCenter™を有線LANおよび無線LANで接続し、フレームを送信します(上記試験構成イメージ)。
接続端末数を1台、10台、30台、50台と増加させ、APのパフォーマンス(トラフィック伝送能力)を比較した結果が以下になります。
下記APでは、端末台数が増加するにつれて、総トラフィック量が顕著に低下している傾向が見られます。
たとえば50台のときには8分の1程度、つまりは、1台あたりで比較すると400分の1になります。

測定結果

この測定結果は、端末数1台のときを100%とし、相対的に比較した結果です。
このように複数端末でのWi-Fi試験を容易に実現することが、Spirent TestCenter™で可能になります。

また、弊社では様々なネットワーク測定機器を取り扱っておりますので、ぜひともお声掛けください。引き続きよろしくお願い申し上げます。

■ Spirent TestCenter™紹介ページ
https://www.toyo.co.jp/ict/products/detail/testcenter.html

■ご質問、ご連絡は下記まで
連絡先
株式会社東陽テクニカ
情報通信システムソリューション部
E-Mail:ict_contact@toyo.co.jp
https://www.toyo.co.jp/ict/


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