新製品紹介 シスコシステムズ WAP125
史上最安の企業向け無線LAN アクセスポイントを発表
シスコシステムズ合同会社エンタープライズネットワーキング 前原朋実
シスコにはAironet (エアロネット)、Meraki (メラキ) に加えてもうひとつ無線LANアクセスポイント(AP)のシリーズがあります。
そのシリーズ名を「WAP (ワップ)」といい、100名以下の規模での利用を想定しています。
このほど、このシリーズで802.11n対応の最安価モデル「WAP131」の後継として802.11acに対応した「WAP125」の販売を開始しました。
価格は1万円強、WAP131より一回り小さい123 x 123 x 31 mmサイズの製品で、SOHOなど1台のアクセスポイントでカバーできる規模を想定しています。
https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/solutions/cisco-start/product_wap.html
WAP125の特徴
WAP125は企業向けアクセスポイントに必要な下記の機能を搭載しています。
- 2.4G帯/5G帯に対応した最大規格値867Mbpsの802.11ac対応
- 1Gbps PoEイーサネットポート
- 日本語化された3ステップでできる簡単初期設定ウィザードとGUI
- WAP2、802.1X対応
- 不正アクセスポイント検知
- SSIDごとのVLAN設定、ゲストネットワーク用の別VLAN設定
- QoS/WMM、IPv6対応
- GUI閲覧権限のみのユーザ作成
- SNMP対応に加え、FindIT管理ツールによる複数機器の集中管理
WAP125は上記に加え、さらに幾つかの重要な特徴を持っています。
一つは、企業向けアクセスポイントに特に求められる、電波の見える化とトラブル発生時に迅速な対応をするためのサポート機能です。
これは、電波の全体的な状況を把握したり、クライアント個別の状況を確認するのに役立ちます。
・メール通知機能
これは、メールサーバをあらかじめ登録しておくことで、ログをメールで通知することが可能です。これにより、管理者は業務時間外など現地にいない場合でも速やかに問題を把握することができます。
・パケットキャプチャ
WAP125が無線空間やAPからのアップリンクポートをキャプチャすることができ、解析に役立てることができます。
縦置きにも平置きにも対応
その他の特徴としては下記があります。
・ブリッジモードサポート
ワークグループブリッジモードをサポートしており、ワイヤレスでネットワーク間をブリッジすることが可能です。
・追加パーツ不要の縦置き・平置き切り替え
最後に個人的に特に気に入っているものですが、青枠のパーツを90度回すだけで縦置きにも平置きにも対応できます。そのため、縦置き様のパーツ購入などは不要となります。
WAP125はシリーズ最安モデルとしてすでに販売を開始しています。
WAP125を入れた箱には日本語で写真をふんだんに使った日本オリジナルの「かんたんセットアップガイド」も同梱しています。
同じようにアクセスポイントと呼ばれても、コンシューマ向けはコンシューマ向けに、企業向けは企業向けに最適な機能が入っています。
WAP125は企業向けアクセスポイントとして扱いやすい製品になっていると思いますので、これからのビジネスの中でご検討頂ければ幸いです。
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