趣味と仕事
デジタル機器の文字入力インタフェースを考える
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム 梅内 誠
7月から「技術・調査委員会」でWi-Bizの活動に関わらせて頂いております。
「趣味と仕事」を書いてと言われたのですが、今のところ、のめり込んでいる趣味というほどのものはありません。
ただ、昔からデジタル機器のガジェット系に興味はあったので、その辺りで何かないかと考えたところ、「文字入力インタフェースはちょっとだけ気にしていたかも」と思い返しました。そのあたりを昔も振り返ってみることにします。
まずPCのキーボードについて
・ASCII社のASkeyboard
※「ASCII社 ASkeyboard」でGoogleを画像検索すると写真が出てきますが、公式サイトでないので直リンクはしません。
30年以上前、PC-9801シリーズ全盛のころ、標準キーボードを使うのが当然の時代に、あえて別売りのキーボードを自腹で買ったあたり、ちょっとだけマニアックだったかもしれません。
ただ、このキーボードは親指シフト対応が売りだったのですが、普通にJIS配列として使っていました。「だったら、なぜこんなもの買った?」と当時の自分にツッコミたいところですが、理由は全く覚えていません。
・謎の輸入品キーボード
DOS/Vマシン用にアキバの小さなショップで購入したキーボード。ノーブランドで文字割当てのない空白キーがあったりした謎のキーボードでしたが、打感が気に入って2個買いしました。
ATインタフェースだったので、そのうち使わなくなり処分してしましました。キーボードの接続インタフェースの規格はといえば、最近はBlueToothやUSBで、その前はPS/2ですね。でも、さらにその前にATインタフェースというものがあったのです。
・静音タイプ
今、職場では静音タイプのキーボードを使っています。自分は小心者で、あまりキーボードの音を立てたくなかったので。
でも本当は、メカニカルキーボード、特に青軸の打感が好きです。思いっきりカチャカチャと音がします。
ちなみに自分の環境でGoogle検索で「青軸」と入れると選択候補の上位に「青軸 うるさい」と出てくるので、やはりうるさいと思っている人が多いのでしょう。
・ノートPC
打感はそれほどこだわりませんが、ピッチ19㎜は必須です。
家のPCは、今はノートPCです。もう8年近く使っているのでかなり古くて遅いです。
ただ、購入時にBTOでカスタマイズできたので、何を血迷ったか(奥さんに相談せず)US配列にしてしまいました。「日本語入力どうするの?」と奥さんには不評でした。
次に買い直す時はちゃんと「漢字キー」のあるJIS配列にします。
スマートフォンについて
スマートフォンの日本語入力といえばフリックが主流ですね。自分も普段はフリックです。ただ、ちょっと長めの文章をスマホで書く時は”graffiti”に切り替えたりします。
Graffiti—みなさん覚えていますか? そもそも知らないという人が多数派だと思いますが、このメルマガを読んでいる人に限れば、かなりの認知度はあるはず!と思います。
もともとはPalmOSの入力方式で、自分が初めて使ったのはIBMのWorkPadを買ったときからで20年も前になります。
SonyのClieが販売終了して日本でgraffitiが使えるデバイスはなくなってしまったのですが、8年程前にAndroid用のgraffitiがリリースされ、3年程前に高解像度端末に対応し、しかも無料化されて今に至ります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.access_company.graffiti_pro
おまけ
graffitiいいよ、と言いながらこんなものを使ったこともあったな、と書いていて思い出しました。
「ThumbType」というWorkpadのシルクスクリーンエリアに貼るシール状のミニキーボードです。
といってもよくわからないと思いますので、興味のある方は解説記事のリンクでもご参照下さい。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/991009/etc_thumbtype.html
仕事との関係は
仕事との関係はというと、今回は文字入力についての話ですが、デジタルデバイス全般への興味は自分の仕事にとっても大事なのだと思っています。
あと、今回、書いていて改めて思ったことは、使い勝手(ユーザインタフェース)は重要、しかし、万人の満足するものを提供することは当然、一筋縄ではいかないととうことです。
自分はネットワーク接続サービスを提供する側にいるわけですが、お客様の使い勝手を第一に考えていかないといけないと、改めて感じた次第です。
少々、無理のあるまとめですがご了承くださいませ。
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