3月14日から5日間に渡って宮城県仙台市で開催された第3回国連防災世界会議は、「仙台防災枠組2015-2030」と 「仙台宣言」 を採択し、3月18日に閉幕しました。
無線LANビジネス推進連絡会は協賛団体として参加し、各種活動を行いましたのでご報告いたします。
「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の取組みが日本の防災に向けた取組みとして世界から注目を集めるとともに、Wi-Fiアクセスポイントの提供により会議のグリーン化にも大きく寄与することができました。
1)災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の無料開放デモンストレーション
Wi-Biz有志の会員企業様のご協力により、市内各所でデモンストレーションを行い、多くの方々にご利用いただきました。
No. | 提供エリア | 提供事業者 |
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1 | 東西線国際センター駅 | ソフトバンクモバイル株式会社 |
2 | 仙台市博物館 | KDDI株式会社 |
3 | 東北大学川内萩ホール | 株式会社NTTドコモ |
4 | 仙台市民会館 | アイコム株式会社 |
5 | せんだいメディアテーク | 株式会社NTTドコモ |
6 | 東京エレクトロンホール宮城 | 株式会社NTTドコモ |
7 | エル・パーク仙台 | 株式会社ビーマップ |
8 | 仙台市情報・産業プラザ | アイコム株式会社 |
9 | 夢メッセみやぎ 本館展示場 | 富士通株式会社 |
有志企業の方々には、会期中のWi-Fiアクセスポイント運用のため、事前サーベイから会期中の運用監視、撤収作業まで快くご協力いただき本当にありがとうございました。作業に参加されたスタッフの皆様、大変お疲れ様でした。
2)パネル展示について
Wi-Bizでは主に下記2箇所でのパネル展示にご協力させていただきました。
多くの方々にご来場いただき、展示物をご覧いただく機会に恵まれました。
総務省ブース内でパネル展示
国際センターで総務省が行ったパネル展示の中で、大規模災害発生時の緊急用フリーWi-Fiとして「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の取組みが紹介されました。
防災産業展の富士通株式会社様ブース内での展示
第3回国連防災世界会議の関連事業として2015年3月15日(日)~17日(火)の日程で夢メッセみやぎに於いて「防災産業展 in 仙台」が開催され、当会のプレミアム会員の富士通株式会社も出展されました。
防災産業展の富士通株式会社様の一部ブース内で「00000JAPAN」やWi-Bizの取組みをご紹介頂きました。
富士通株式会社様ブース内でのパネル展示の様子
3)シンポジウムについて
定員数180名を上回る200名以上が参加したシンポジウムでは、当会の運用構築委員会の大内委員長が「東日本大震災の教訓を活かした先駆的な公衆無線LAN無料開放の取り組み」と題し講演を行いました。
【開催概要】 日 時: 2015年3月18日(水)13:30~ 場 所: せんだいメディアテーク スタジオシアター テーマ: 「災害時に人々の安全を確保するためにICTと地域FM放送は どのような役割を担うのかを考えるシンポジウム |
普段は競争関係にある通信事業者が大規模災害時には協力して無料開放を行うという画期的な取り組みに、聴講している方々からは「大変有意義な取組みである」とのご好評を頂きました。
また、パネル展示やデモンストレーションを通して、「00000JAPANの取り組みを知らなかった」「早速試してみたい」「Wi-Bizと次回コラボしたい」等の率直なご意見をいただきました。今後の活動に活かしてまいります。
Wi-Biz運用構築委員会