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技術情報
日本発の「無人レジ」が登場

技術・調査委員会 松村直哉

2018年2月のメルマガで、Amazon Goの「無人レジ」についてご紹介しました。また、本年1月のメルマガでは、ユニクロの「RFIDを利用したレジ」について、効率化といった観点で紹介しました。

世界的に「レジの効率化」が進む中、日本国内でも「完全無人化のセルフレジ」について実証実験が行われていますので、ご紹介します。

まずは動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=a7kKxQ5TawU

こちらはセルフレジを手掛けたサインポスト社が手掛ける「Super Wonder Register」を紹介したものです。動画はコンセプトビデオ(将来の実現モデル)だと思いますが、カメラにより顧客が商品を取るところを監視し、購入リストを作成し、最後に決済という、ほぼAmazon Goと同じ仕組みと言えます。

この仕組みを実際に実証実験として赤羽駅のキオスクで行った時のレポートが以下にあります。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1148234.html

同時に店舗に入れるのは3人と制限事項はあるものの、カメラで監視することでレジで会計を済ませるように完全に「無人レジ」となっています。

この実証実験は既に終了していますが、日常利用でセルフレジが実践されているところがあります。同じくサインポスト社の製品になりますが「Wonder Reg」というものが電通大の生協に登場しています。

https://diamond.jp/articles/-/138697

ここでは、下図にあるWonder Regの中に購入する商品を入れ、カメラが商品をとらえAI技術を活用することで、商品を特定して代金を精算するという仕組みです。

買い物している動作をカメラで捉えるためには、店舗の広さに応じてカメラの台数も増やす必要がありますが、この方式であれば、最後の精算のところだけで済むため、実用面からみたコストではメリットがあるものと思います。

https://www.signpost1.com/wonder/

実際には商品の陳列に人手がかかっており、それ以前の工場からの店舗への商品配達も、機械化されている部分もありますが、人手に頼っている現状です。しかし、これらもそう、遠くはない将来、自動運転やロボットの登場により、かなりの部分が自動化されることになるかも知れません。


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