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エレコム
「平等通信機能」で安定した高速通信を実現する無線AP
エレコム株式会社 商品開発部 ネットワーク課
エレコムは、1986年に設立して以来、IT周辺機器の開発、製造に携わってきました。近年ではネットワーク製品やヘルスケア製品、オーディオ製品などのBtoC製品のほか、NASなどの各種ストレージ製品、法人向けの無線アクセスポイントなどといったBtoB製品の開発・販売にも注力しています。
今回は、高速通信に対応、接続端末間のデータダウンロード時間のばらつきを抑える「平等通信機能」搭載の無線アクセスポイント「WAB-M2133」をご紹介します。
法人向け無線アクセスポイント「WAB-M2133
近年、働き方改革の取り組みのなかで、テレワークやフリーアドレスなどワーキングプレイスも多様化しており、オフィスはもちろん宿泊施設などあらゆる場所でWi-Fi環境の整備が進んでいます。また、文部科学省が進める学校のICT化も加速しています。
そこで課題となるのが、オフィスや教育現場などで同時に複数台の端末をWi-Fiに接続した際に生じる、データ通信処理の帯域不足とばらつきです。
「WAB-M2133」はIEEE802.11acに対応しており、最大の特長は「高速通信」・「平等通信機能」・「DFS障害回避」の機能を搭載していることです。オフィスや教育現場、宿泊施設などユーザーが密集するケースでも快適な通信環境を実現します。
最大1733Mbpsの伝送速度
「WAB-M2133」は、電波干渉に強い5GHz帯(11ac/n/a)では最大1733Mbps、一般的な通信帯域である2.4GHz帯(11n/g/b)では最大400Mbpsの高速通信を可能にしました。
複数台の同時接続を可能にする「平等通信機能」搭載
「WAB-M2133」は、端末ごとの通信状況を均一化する「平等通信機能」が搭載されているのも大きな特長です。これにより、複数端末の同時利用による動画再生やデータダウンロードにおける通信処理の待ち時間を軽減。ICT教育で1人1台の端末を利用する際、通信処理時間のばらつきを解消することで授業の進行を円滑に導きます。
「平等通信機能」を搭載し、また4×4 MIMOの性能を最大限に活用可能な外付けアンテナを採用したことで、最大250台(5GHz:200台、2.4GHz:50台)の端末との同時接続を可能にしました。大人数の授業や全社員が集まる会議だけでなく、災害時に避難所となった場所でも安定した通信が可能です。従来と比較して一度に送受信できるデータや速度が向上しているのも大きな特長です。
また「WAB-M2133」は、複数端末に別々のデータを送信できるMU-MIMO機能を搭載しています。1台にしかデータを送受信することができず、その他の端末は順番待ちを強いられる従来の無線アクセスポイントとは異なり、複数端末の同時データ送信も可能です。このとき、接続端末側もMU-MIMOに対応していれば、最大3台の端末との同時通信・処理ができます。
※アンテナ4本中、1本は端末間の干渉制御用。
ビームフォーミング(制御)により、アクセスポイントから離れた場所でも障害物の影響を軽減し、安定して快適な通信状態を維持でき、電波利用効率を格段に向上させることが可能です。マルチSSID機能、そしてゲストWi-Fi機能も標準搭載しています。
DFS障害回避アダプターによる“切れない無線環境”の構築
5GHzDFS帯のWi-Fi通信は、航空レーダーや気象レーダーからのレーダー波を感知するとDFS障害回避機能がないアクセスポイントの場合、最短で60秒間通信が切れてしまいます。
「WAB-M2133」は別売のDFS障害回避アダプター(WAB-EX-DFS)に接続することで、あらかじめ切り替え先の空きチャンネルを確認できます。レーダー波を感知すると自動的に切り替えを行って通信の停止を回避するため、オフィスや授業で一時的に作業を中止せざるを得ない、といった状況がなくなります。
その他にも自動的に無線やLEDをオフにする節電スケジュール機能や、マグネットや壁掛け、天井設置用金具を標準添付しており、スチール面や壁面、天井面など設置する場所を選びません。
そして、破損を防ぐためのセキュリティーカバーが付属するほか、耐熱50℃対応(設置場所やカバーの有無によって耐熱温度は変動)のため、教育現場や公衆の場でもいたずらなどによる故障を未然に防ぐことができます。
常に安定した高速通信を実現できる「WAB-M2133」は、さまざまな業態・業種でご利用いただいております。
お問い合わせ先:エレコム株式会社
https://www.elecom.co.jp/business/
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