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イベント報告
熊本県山都町の防災訓練で「00000JAPAN」発動訓練を実施

熊本県山都町企画政策課 主査 下田 哲三

熊本県山都町企画政策課では、昨年11月24日午前8時30分から正午まで、町の防災訓練実施に合わせ、山都町公衆無線LAN設置20施設(アクセスポイント84箇所)に対し、災害用統一SSID『00000JAPAN』発動訓練を実施しました。

※本町においては、平成29年度総務省補助事業及び平成30年度熊本県補助事業により町内主要官公署、主要指定避難所、主要観光施設等にWi-Fi環境を構築しております。

平常時においては、熊本県が規定する『くまもとフリーWi-Fi』でのWi-Fi運用を実施しておりますが、緊急時モードとして『00000JAPAN』の一斉発動が可能となるシステムを構築しており、また『00000JAPAN』提供事業者としては、九州初の認定自治体となっております。

当日の訓練では、山都町において震度7の地震が発生したことを想定し、整備している『00000JAPAN』発動手順書に沿って発動操作訓練を実施しました。
数回の切替え処理により、全てのアクセスポイントにおいて『00000JAPAN』が発動されている事を確認し、また数カ所のWi-Fi設置施設宛には、直接状況の確認を実施しました。
全てのアクセスポイントにおいて『00000JAPAN』の発動を確認後、訓練時に設置された災害対策本部の解散をもって、平常時のWi-Fi運用に戻しました。また訓練の事前準備として、『00000JAPAN&くまもとフリーWi-Fi』のポスター等を各施設に掲示を依頼し、『00000JAPAN』や、『くまもとフリーWi-Fi』の利用方法等の周知を行い、訓練に備えました。

訓練後は、訓練発動中の『00000JAPAN』接続ログ状況等もふまえた訓練総括を実施し、実際の発動訓練により、発動手順書の内容で不足していることが判明した無線LANビジネス推進連絡会メーリングリスト宛発動等の報告手順や、町公式HPへの情報掲載手順等を追記し、発動手順書を更新し、実際の災害発生時に、よりスムーズに対応するための成果を得られる訓練結果となりました。
今後も年1回の訓練実施を想定しており、引き続き『00000JAPAN』の認知を高め、かつ整備したWi-Fiの利活用等について、検討を継続していきます。

※左手前は発動手順書

【設置施設に配布したポスター資料】


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