会員紹介
ディーリンクジャパン株式会社
クラウド管理型ネットワークプラットフォームを推進
D-Linkは1986年に台湾で設立され、今年でちょうど創立35周年を迎えるネットワーク機器メーカーです。
「Building Networks for People」をブランドミッションとして、お客様と社会全体にネットワーク機器を通して貢献できる製品作りを行っています。世界55ヵ国にオフィスを展開し、コンシューマから法人企業をターゲットに、スイッチやWi-Fi、ルータ、5G/LTE、ネットワークカメラなど約600機種の製品を、世界各国に販売しています。
日本には16年前に現地法人としてディーリンクジャパン株式会社を設立し、法人向けのスイッチやWi-Fi製品を中心に展開しており、民間企業や文教、公共、マンションやホテルなどで広くご利用をいただいています。
使いやすさと安定性で高い評価
D-Linkでは、クラウド管理型のネットワーク製品に力を入れており、「Nuclias Cloud（ニュークリアスクラウド）」というサービスを、日本では2019年7月から開始しています。サービスの使いやすさや安定性について高い評価をいただいています。
「Nuclias Cloud」はサービス開始から2年とまだ短いものの、クラウド管理型のサービス運用や対応製品の販売自体は2009年まで遡り、「mydlink」というコンシューマ向けのカメラサービスから始まっています。
この「mydlink」も、今ではワールドワイドでアクティブに管理されたカメラが約800万台までになりましたが、このサービス運用を通じてUIの使いやすさやクラウドサービスの安定運用について多くの経験を積んできています。
ここで培った経験をもとに、法人向けのクラウドWi-Fiサービスとして2014年11月から始まったのが、「D-Link Business Cloud」というサービスで、まずは日本でサービスが開始されました。
日本でも順調に管理台数を伸ばしておりましたが、さらにワールドワイドサービスとしての展開を開始するにあたり、法人向けのクラウド管理サービスはブランド名を「Nuclias Cloud」に変更した上で、2019年初頭にEUでサービスを開始しました。
続いて中東やアジア、北米、そして同年7月からは日本でも開始され、その後も対象エリアを拡大してきています。
サービス開始時はWi-Fi製品が1機種だけでしたが、Wi-Fi6対応機種や、スマートアンテナやトライバンド対応機種など7機種まで拡充しており、さらに、スイッチ製品も管理対象に加わり、6機種が対応製品としてラインナップされています。
今後も無線・有線LANの新製品が追加されていく予定になっています。
クラウドから集中管理が可能なネットワークプラットフォーム
Nuclias Cloudは、対象のネットワーク機器をクラウドから集中管理可能なネットワークプラットフォームです。導入規模や場所に制限されることなく利用することができ、遠隔から異なるユーザに役割と権限を与えることが可能です。
そのため多拠点のオフィス・店舗などに設置されているWi-Fi、ネットワークスイッチの運用管理をユーザのニーズに合わせて提供することができます。また簡単かつシンプルな操作・管理から、運用管理者の業務負荷を軽減し、人件費など運用に掛かるコストの削減を実現します。
セキュリティ面でも安心して利用
Nuclias Cloudは、安定したサービスを提供するために、AWS(Amazon Web Services)を採用しています。ロードバランサーによる負荷分散、冗長化対策など、99.99%以上の可用性を実現しているシステムの上で処理を行っており、安定稼働にも考慮した設計となっています。
また、最近サーバデータの設置国や、サーバへのアクセス管理について話題になることも多くなってきていますが、「Nuclias Cloud」のサーバは日本国内に設置されており、OECDプライバシーガイドラインに則って運用されています。
D-Linkは台湾企業ですが、EUに拠点が多く、また大きなお客様が多いこともありますが、EUの一般情報保護規則GDPRに対応できるように早くから取り組んできており、会社としてもセキュリティ認証であるISO/IEC 27001を取得するなど、セキュリティ面でも安心してご利用いただけるように取り組んできています。
今後の取り組み
2021年年内を目標に、「Nuclias Cloud」対応のゲートウェイ製品をリリースする予定です。
アプリケーションフィルタリングや、WEBコンテンツフィルタリングなど、ファイアウォールとしての機能はもちろん、クラウド管理ならではですが、予めVPN関連の設定をしておくことで、現地ではインターネットに接続できる環境さえあれば自動的にVPNセッションを構築してくれるクイックVPN機能にも対応しています。
2機種をリリース予定ですが、この内1機種はWi-Fi6に対応した無線LANと一体型のゲートウェイ製品を予定です。
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