活動報告
ワイヤレスジャパン2021に出展、Wi-Fi 6、11ahに注目集まる
00000JAPAN推進委員会 水戸部 勝
無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)は802.11ah推進協議会(AHPC)と共同で、6月2〜4日に開催されたワイヤレス通信の専門イベント「ワイヤレスジャパン2021」（東京ビッグサイト青海展示棟）出展しました。
▲AHPC／Wi-Bizブース
Wi-Biz は、会員企業12社の「Wi-Fi 6」対応の最新製品の展示と、災害用統一SSID「00000JAPAN」の紹介を中心に告知を実施しました。また、Wi-Fi6の拡張無線LAN規格となる「Wi-Fi 6E」製品の参考出品を行いました。
▲Wi-Fi 6＆6E製品
国内・海外含めた各社のWi-Fi製品がこれほど勢ぞろいするのは、やはりWi-Bizならではの取り組みであると評価され、来場者の方々からも「これだけの製品が一同に会して展示しているのは初めて見ました」「このブースは何処のWi-Fi製品メーカーですか」等のコメントが多く寄せられました。Wi-Fi団体として出展することで最新製品を広く告知することが可能になると実感されました。
Wi-Fi6Eに関しては、これまで以上に幅広い周波数帯域となる６GHｚ帯の利用が可能になるため、「日本での認可がいつになるのか」「各社の製品リリース時期はいつになるのか」質問が多く、市場の期待の高さが感じられました。
▲来場者で賑わうブース
AHPCは、国内初公開も含め海外の11ah対応製品を多数展示し、IEEE802.11ahの特徴や、その特徴を活かしたユースケースの事例を紹介しました。
また、IEEE802.11ahを会場内で実際に利用したデモンストレーションを実施し、来場者の高い注目を集めました。
▲11ahデバイスの展示
▲11ah/11axを利用した映像伝送デモ
11ahは国内では年内をめどに認可される予定で、IoTを加速させる新たな通信システムとなります。920MHz帯を利用し1kmを超える伝送距離を可能にし、動画伝送も可能でIPベースの通信となることから、従来のネットワーク環境との親和性が高く、Wi-Fiファミリーであることもあり、多くの来場者が期待を寄せました。
前回の「ワイヤレスジャパン2019」でも活躍したフィールドテストの動画により、見通し外でも1km先まで動画伝送できることを証明しインパクトを与えました。それがいよいよ実用化ましかということで、強い期待を集めました。
コロナ禍のため、例年より小規模で開催されましたが、ブースには3日間を通じて多くの来場者が訪れました。準備していた150枚の資料が初日で配布完了してしまうということも発生しましたが、配布物の増産を連日行い、3日間で500部の資料セットの配布をすることができ、無事に来場者の対応を行うことが出来ました。AHPC、Wi-Bizともに普及活動が十分達成できたと思います。
ご協力頂きましたAHPC、Wi-Bizの会員企業の皆様に厚く御礼を申し上げます。
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