お知らせ
Wi-Fi 6E(6GHz帯無線LAN)の制度化がまもなく実現
技術・調査委員会 本橋 篤
2022年7月15日、総務省は5.2GHz帯自動車内無線LAN及び6GHz帯無線LANの導入に向けた制度整備として「電波法施行規則等の一部を改正する省令案」について、電波監理審議会からの答申を受けたと発表した(※1)。
Wi-Bizでは、無線LANの利用者・提供者の立場で、6GHz帯無線LANの「技術的条件」を検討する作業班・アドホックグループ・調査検討会に参加し、ニーズやユースケース・市場規模などビジネス面の情報提供と、共用条件の議論に参加してきた。その後、2022年4月19日の「技術的条件」の一部答申、今回の「省令案」の答申となり、Wi-Fi 6Eの制度化は、いよいよ秒読み段階に入った。
Wi-Fi 6Eの制度化により、これまで利用されてきた2.4GHz帯、5GHz帯に加え、6GHz帯の500MHz幅が、アンライセンスバンドとして免許不要な無線LANで使用できるようになり、20MHzで 24チャンネル、40MHzで12チャンネル、80MHzで6チャンネル、160MHzでも3チャンネルが追加となり、無線LANで利用できる帯域は、ほぼ倍増となる。
今後は、省令の公布・施行、技適の実施などを経て、Wi-Fi 6Eの利用が可能となる見通しである。
広帯域を活かした、高速・低遅延・多端末の新たな無線LANソリューションの登場が待たれる。
(※1)
電波法施行規則等の一部を改正する省令案等に関する意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申
－5.2GHz帯自動車内無線LAN及び6GHz帯無線LANの導入に向けた制度整備－
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban12_02000144.html
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