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活動報告
「CEATEC2023 」ARIBブースに出展

渉外広報委員会 森田 基康

一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会は10月17日(火)から10/20日(金)千葉海浜幕張にある幕張メッセで開催された、「CEATEC2023」に一般社団法人電波産業会(ARIB)ブースの一角で11ah製品の展示を実施しました。
今回の取組みは、HP等で告知していますが今年度のARIBにおける電波功績賞において「IoT向け広域無線LAN IEEE 802.11ahの制度化および実用化」の取組みが評価され、受賞したことを受けた一環の取組みとなります。受賞メンバーである無線LANビジネス連絡会と802.11推進協議会が協力して、11ah製品の展示と来場者へのアテンド対応を行いました。
本展示会は、アジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会になり、国内外で活躍するITとエレクトロニクス関連企業・団体、及びユーザ企業・団体が参加し、時代の先端を行く最新技術や製品の発表やデモ展示を行います。

CEATECについて

幕張メッセで開催されるCEATECは、かなり大きな展示会になります。また通常の展示会より1日長く4日間開催されるので、その分展示会来場者も多くなります。
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)によると、会期4日間の登録来場者数は8万9047人で、前年から9.1%増加しています。今回は天候にも恵まれた4日間であったこと、コロナ明け初めてのCEATECということもあり、来場者数増につながったものと推測できます。
来場者は幅広い業種・産業の企業や官公庁、研究機関に所属する人をはじめ、大学生や専門学生、高校生などで、連日2万人以上が来場し、最終日には2万5000人を超える来場者数だったと報告がされています。

 

※出展:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)出展報告資料より
https://www.jeita.or.jp/japanese/topics/2023/1023.pdf

 

 

■展示会場写真

 

 

ARIBブースの出展

ARIBブースでは導線側に大型モニターを設置、今年度ARIB電波功績賞の総務大臣表彰2件、電波産業会会長表彰6件の紹介コンテンツを表示して、来場者に対してコンテンツを利用した情報発信を実施するとともに、ブース内では電波産業会会長表彰6件のうち2件を展示しました。

1. ミリ波帯での高効率なエリア化を実現する5Gマルチセクタアンテナ屋内基地局に関する研究開発
2. IoT向け広域無線LAN IEEE 802.11ahの制度化および実用化

それ以外にパネル展示によるARIBの概要、研究開発活動、国際協力活動の紹介等を実施しました。

 

■ARIBブース写真

 

 

 

 

11ahの展示とアテンド

今回の展示は設置エリアに制限があったことから、製品については全て静態展示となり、製品以外にモジュール製品やEVK、技適取得済みアンテナ等を設置しました。またパネルについては920MHz帯11ahの国内利用に向けた制度化と実用化への取組みを説明するモノを用意して、製品紹介より11ahの国内無利用に向けたステップについて情報発信することを中心にアテンド対応をしました。
ワイヤレスジャパン等の団体による出展に慣れている会員企業メンバーを選定し、6社13名で交代しながら4日間のアテンドを実施した結果、団体メンバーだけでも4日間で68名65社の方々と名刺交換をすることができ、それ以外にQRコードを利用した来場者対応も実施しているので、凡そ11ah関係で100名程度のアテンド成果を上げることができました。
ARIBの展示会責任者からも、Wi-BizやAHPCの方々は常に通路を歩く方に声掛けしてブース誘導をしてくれたので、かなりの数の来場者にARIBの活動情報の発信ができたとのお礼の言葉を頂戴しております。

CEATEC出展を終えて

4日間のアテンドを6社13名で実施したこともあり、かつブース内のアテンド要員として常時1~2名程度の割り当てになるので、開催期間中午前・午後で各々3名のメンバーが会場入りする運用で対応を行いました。その結果、展示会視察をする時間をある程度設けることができたので、参加したメンバーにおいては展示会の視察活動もできました。
今回の展示会はプライベートワイヤレスの環境構築に必要な、無線LAN全般の製品やシステム、11ah含めたIoTやLPWA、ローカル5G等の技術とは異なる分野になるので、アテンドした各メンバーにおいても普段接することか少ない企業の方々と会話することができたのは、新しい経験に繋がったものと思います。また展示会視察においても「IT技術とエレクトロニクス」の展示会はかなり新鮮であったはずです。
今回の出展は電波功績賞を受賞した一環での展示協力なので、来年度以降同様の取組みはなくなってしまいますが、両団体として11ahの国内市場創出と普及促進については、引き続き団体間で連携して様々な取組みを進めていきたいと思います。

 


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