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事務局長就任のご挨拶

一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会 事務局長 高木映児

 

 

本年1月より無線LANビジネス推進連絡会の事務局長に就任いたしました高木と申します。20年ほど前からWLANのビジネスに、チップベンダ、あるいは機器ベンダの立場から関与してきました。この度ご縁があり、Wi-Bizスタッフに加えていただくことになりました。日本のWi-Fi市場“全体”の活性化に貢献できるというこれまでと違った切り口でWi-Fiビジネスに参画できることになり、どこまでお役に立てるかはわかりませんが、自分でもやりがいを感じています。
WLANは市場の拡大につれ、黎明期からは想像もしなかった使われ方がされるようになってきました。最近のキーワードをあげるとすれば、IOT、 AFC、 Open roaming、 Wi-Si Sensor(注)等があります。どれも素晴らしい技術ですが、市場に広めるためにはビジネスの仕組み作りが重要であり、Wi-Bizの存在がこれまで以上に重要になってくると思います。
無線LANが商業的に成功したのはWFAの存在が大きいと思います。そこでは、各企業が市場全体を大きくする目標で参画し、結果的に参加各企業も潤うというものです。Wi-BizはWFAのような認定事業はしておらず、まったく同列とは言えませんが、会員企業が参画し、共に市場の健全な発展を目指すというところは同じだと思います。
事務局としては、会員の皆様がWi-Bizで活動しやすいように尽力してまいりたい所存です。はじめは不慣れでご迷惑をおかけすることもあるとは存じますが、ご指導、連携方よろしくお願いいたします。

 

(注)
*IOT:それまでのWLANは人をネットにつなぐ手段だったが、IOT(Internet of things)の接続対象はものである(センサとの連動、機械制御など)。接続数という意味では人に比べて一桁二桁多くなると言われている。日本でも昨年11ah向けの法改正が行われ、今年以降の市場の拡大が期待されている。
*AFC:日本でも昨年一部解放された6GHz帯は、既存システムも使用しているので、より大きな出力で通信するためには既存システムとの干渉を抑える機構が必要となる。AFC(Automatic Frequency Coordination)はこの為のもの。だれがそのシステムを運営するかというビジネスモデルの明確化が必要。
*Open roaming:公衆Wi-Fi、Free Wi-Fiをより使いやすくしようとするシステムでWBA(Wireless Broadband Alliance)が推進するシステムだが、これも普及のためにはビジネスモデルの明確化が必要。
*Wi-Fi Sensor信号伝送のためのWi-Fi(WLAN)を電磁波の物理特性を応用してセンサに用いるというもの。その意味ではWi-Fi Location(主に屋内での位置同定)もその一部といえる。

 


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