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活動報告 
「ワイヤレスジャパン2024」Wi-Bizブース出展
国内初の最新Wi-Fi7/6E/6機器を多数展示、セミナーとも連日大盛況

渉外広報委員会 副委員長 岡田 雅也

5月29日(水)~31日(金)の3日間、「ワイヤレスジャパン2024」(主催・リックテレコム主催、後援・総務省)が東京ビッグサイトで開催されました。昨年と同様、Wi-BizはAHPCと共同で出展し、昨年よりさらに広いスペースで、Wi-Fiの最新技術動向及び00000JAPAN関連の取り組みを中心に紹介しました。

今回の展示ブースへのご来場状況は以下のとおりです。

 

 

展示ブースの全体構成

 

Wi-Bizの展示コーナー

 

AHPCの展示コーナー

 

Wi-Fi7 など3つのポイントを訴求

まず、昨年の12月に総務省で電波法が改正され、国内でも利用が可能となったWi-Fi7の魅力を会員企業のアテンド社員の方々からご紹介しました。
また、昨年度から利用可能になった6GHz帯利用のWi-Fi6Eについても実際に電波を吹いて無線区間のスピードを体感してもらい、Wi-Fi7でのスピード測定動画もお見せしながら、主流のWi-Fi6製品から、さらに技術的に拡張されて製品化が進んできていることを展示パネルの内容と合わせてアピールさせていただきました。
さらに、能登半島地震においても、Wi-Bizが推進してきた00000JAPANが各通信キャリアから発動されていましたが、まだまだ知らない方も多く、改めて00000JAPANについてパネルも準備させていただき、あわせてセミナーも実行しました。

 

Wi-Fi7について解説

 

6GHz帯の拡張について解説

 

00000JAPANについて解説

 

Wi-Bizの展示ブースには、募集で参加した13企業会員から各社の最新のWi-Fiアクセスポイント機器を展示しました。Wi-Fi7が6製品、Wi-Fi6Eが4製品、Wi-Fi6が4製品と現在主流のものから、次世代Wi-Fi規格であるWi-Fi7まで、最新技術を知っていただくには、非常に良い展示となり、見学者の流れもとどまることなく続き、大変多くの方にご覧いただくことができました。

展示に、ご協力いただきました会員企業と製品については、以下のとおりです。

 

 

出展企業のリスト
※団体名は50音順に掲載

 

会場にご来場いただいた方にWi-Fi7を体感いただくために、Wi-Fi6Eを展示会場で実際に6GHzで6E対応のタブレットにWi-Fiで接続しスピードを測定する動態デモをお見せし、Wi-Fiが混みあう会場でも十分なスピードの1.7~1.8Gbpsの速度が出ていることを確認いただきました。
そして、Wi-Fi7での同様の速度測定結果を、Wi-Fi7対応用のデバイスがまだ出回ってないため、ラボ環境で実測を行った動画で展示しました。測定結果として、13Gbps程度、実際にスピードが上がることを体感していただきました。そのための技術的なポイントとしは、マルチリンクオペレーション(MLO)による高速性にあることをご紹介しました。
また遅延を抑える技術等も含め、今後のAR/VR利用等にも期待されています。

 

Wi-Fi6Eタブレットでの、スピード測定結果

 

Wi-Fi7測定結果(動画での展示)

 

ブース内セミナーも盛況

展示ブース内のミニセミナーでは、「Wi-Fi7のスペック・特徴の解説」についてフルノシステムズの福田様にご講演をいただきました。多くの方の関心が高く、準備した席含めてブース内を溢れるほどの方々に向けて、分かりやすく解説していただきました。
また、同じ展示内のミニセミナーで、「いのちをつなぐ00000JAPANとは」について、実際に提供されているNTTBPの山口様、Wi2の中尾様に、現場での生の声を含めてご講演をいただきました。
初日の夕方には、別のセミナー会場において、コード・フォー・カナザワの福島代表に、ご来場いただき、Wi-Biz北條会長からのご挨拶とともに、コネクトマップ開発対応の被災地支援活動についてWi-Bizから表彰させていただきました。
そして、「能登半島沖地震、そのとき現場では:能登半島地震コネクトマップの開発にあたって」と題して、福島代表から講演をいただきました。こちらも多くの方々が集まり、実際の現場での活動の話に加え、シビックテックの活動についてもご紹介していただきました。

Wi-Fi 7/00000JAPANのミニセミナー詳細記事
https://www.wlan-business.org/archives/44434

「コード・フォー・カナザワ」様 表彰式・講演セミナー詳細記事
https://www.wlan-business.org/archives/44542

インタビュー:「能登半島地震コネクトマップ」に取り組む
「コード・フォー・カナザワ」を訪ねて(5月号)
https://www.wlan-business.org/archives/44279

 

AHPCと共同出展にぎわったブース

今年も例年通り当連絡会のブースは11ah推進協議会(AHPC)との共同出展として運営され、「New Era Wireless Wi-Fi HaLow & Wi-Fi 7」をテーマに全体構成を行いました。
一昨年暮れに制度化され注目を集めている802.11ahの製品が、出展協力企業8社によって、動態展示されました。また、動画とセンサーによるIoT利用事例等も広く紹介され、Wi-Fiの屋外長距離利用の可能性をアピールしました(詳細はAHPCのサイトをご参照)

プライベートワイヤレスネットワークが広がる時代に、よりスピードや低遅延をもとめるアプリケーションや、より遠隔でも情報が共有できるIoTの広がりがますます進んでいくことと思います。Wi-Fi7の標準化と合わせて採用されている最新新術の進歩により、「Society5.0」を目指した社会インフラの一つとして、普及拡大していくことになります。
こうした、今後のモバイルネットワークの発展に向けて、Wi-Bizとしても引き続き、活動と取り組みを進め、貢献していきたいと思います。

 


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