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趣味と仕事
~老眼と戦う日常 ~近視&老眼ダブルパンチの奮闘記~
株式会社ミライト・ワン
武岡 正彦
皆さんこんにちは。
趣味と仕事とは少しお話がずれてしまいますが、今回は、私と老眼との奮闘記をお話ししたいと思います。
私は中学生時代から近視でコンタクトレンズ歴ウン十年の52歳です。年齢を重ねるごとに体のあちこちにガタがきているのは否定できませんが、最近特に私を悩ませているのが「老眼」です。
中学生時代からの”近視人生
まず、私の目の歴史を少しだけ振り返ります。中学生の頃に視力が落ち始め、黒板の文字がまったく読めない…という状況に陥りました。これがきっかけで、コンタクトレンズをつける生活がスタート。今では裸眼で視力検査の一番上にある大きな「C」の欠けすら分からないほどの近視です。
ところが、50歳を過ぎたあたりから、今度は「近くが見えない」という新たな挑戦状が目の前に現れました。コンタクトレンズをつけたままでは、スマホの文字がぼやける、会社の資料が読めない…。「近視の人は老眼にならない」といわれることに期待をしていましたが裏切られてしまいました。若いころには想像もしていなかった不便さに戸惑いました。
メガネデビューとハプニング
昨年末、ついに「老眼に対応しなくては!」と重い腰を上げ、メガネを新調しました。店員さんの勧めで、職場で使う「近くは見えるが遠くは見づらいPC作業用メガネ」と、車の運転時に使う「遠くは見えるが近くは見づらい運転用メガネ」の2種類を購入。これで快適な視界が手に入る!…と思いきや、そう簡単にはいきませんでした。
普段の通勤や勤務中はPC作業用メガネを使っていますが、これ、遠くがほとんど見えないのです。ある日、社内でちょっとしたハプニングがありました。廊下の向こうから誰かが手を振って近づいてくるのが見えるけど、誰だかわからない…。目を細めて凝視して待っていると、なんとそれは会社の上司!気づいたときには、怪訝そうな顔をされていました(笑)。
さらに、先日受けた研修では、講師のスライドが全然見えない!PC用メガネで手元の資料を読んだり、運転用メガネにかけ替えてスライドを見たり…。もう大忙し。正直、メガネ2本体制は面倒くさいです。
遠近両用コンタクトレンズとの出会い
コンタクトをして老眼鏡をかけるのはちょっと抵抗があるし、遠近両用コンタクトにも不信感があった私…。そんなとき、知人が「遠近両用のコンタクトレンズ」の快適さを教えてくれました。先日早速購入し、半信半疑で試してみたところ、思いのほか快適で遠くも近くも、メガネをかけ替えることなく見えるという便利さに感動しました。ただ、近くのピントが安定しておらず慣れるまで少し時間はかかると思いますが、おかげで、社内の廊下で上司を見逃すこともなくなりそうで、一安心(笑)。
老眼の仕組みと治療法
せっかくなので、ここで少し老眼の仕組みについて触れてみたいと思います。
老眼とは、目の中にある 「水晶体」 が年齢とともに硬くなり、ピントを合わせる能力が低下することで起こる現象です。これは誰にでも起こる自然なプロセスで、40代から徐々に始まり、50代では多くの人が経験します。加齢による老眼を予防することはできませんが、老眼の進行を認めずに無理をしていると、目の疲れだけでなく、肩こりや頭痛など体全体の不調につながることもあります。そのため、年齢に応じた適切な老眼対策を行うことが大切だといわれています。
出展:公益財団法人日本眼科学会HP
<予防方法(武岡調べ)>
●目のストレッチ
ずっとピントを固定したままにすることは目に良くないため、10分に1回程度、意識的に視線を遠く(ピントがギリギリ合う距離)に移し、ピントが合ったら元に戻す、という動作を行うことが推奨されています。この動作によって、毛様体筋や水晶体が動き、毛様体筋内の血管が伸び縮みすることで血液の循環が良くなり、目の疲れがたまりにくくなると考えられています。また、水平方向だけでなく、上方向(天井)を見るのも効果的と言われています。
●食材
アスタキサンチンやルテインには、活性酸素を取り除く効果があるとされ、目の疲れを軽減する働きが期待されています。アスタキサンチンは、鮭、イクラ、エビ、カニなどの赤い色素成分に多く含まれています。一方、ルテインは、ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜に豊富です。これらの栄養素は、食事から摂取するのが理想的ですが、サプリメントで補うことも可能です。
●質の良い睡眠
寝不足になると、目のピント調節がうまくいかなくなるため、質の良い睡眠をとることが大切です。特に、寝る前にスマホなどの画面を見た場合は、その後にストレッチや足踏みなどの軽い運動を行い、一度体を動かして交感神経を優位にしてから眠ると、寝つきが良くなると言われています。
最後に
私のように近視と老眼の両方を抱えていると、「見える」ということがいかに大事かを痛感します。特に仕事や日常生活での不便さを解消するためには、自分に合った視力矯正方法を見つけることが大切です。もし、老眼で困っている方がいれば、ぜひ眼科医に相談してみてください。そして、遠近両用のコンタクトレンズやメガネを試してみることをおすすめします。試行錯誤の末に、「これだ!」というアイテムに巡り合えるはずです。
1.恐れずに対策を取る!
老眼は加齢とともに誰にでも訪れる自然な現象です。「まだ大丈夫」と我慢せず、早めに対応することで、快適な生活を取り戻せます。
2.自分に合った方法を探す
老眼鏡、遠近両用メガネ、遠近両用コンタクトレンズ、手術など、選択肢はたくさんあります。眼科医や専門家に相談しながら、自分のライフスタイルに合った方法を見つけましょう。
3.視力の変化を定期的にチェック
老眼は進行することが多いので、定期的に視力検査を受けて、自分の目に合った矯正具を使うことが大切です。
4.ユーモアを忘れずに
見えないことにイライラするのではなく、「年齢を重ねた証だ」と前向きに受け止めて、日々のエピソードを楽しむ心の余裕を持ちましょう。
老眼に悩む皆さんが、少しでも楽しく、そしてポジティブにこの変化を乗り越えられることを願っています。
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