ニューストピックス 「ポケモン Go」とWiFiの意外な関係
一気にブームになり、また早くも下降気味!と言われているポケモンGoで遊んでみました!
そこで分かったのは・・・。
開発元のNiantic社はポケモンと組んで今回のゲームをリリースしましたが、この会社は以前Googleに買収された会社です。
Ingressという現実の世界で陣取り合戦を行う大規模なゲームを作って、位置ゲームのブームを起こしました。(世界中でイベントが開催されています)
Ingressでは実在の場所に設定されたポータルを取り合い、三角形で囲むと自分の陣地になるという遊びでした。
ポケモンGoではこのポータルが「ポケストップ」に変更され、ポケストップから集めたカプセルやアイテムを使って、実際の場所にAR(拡張現実)で出現するモンスターを捕まえて、育てていくゲームになっています。さらに一部のポータルはジムになっていて、そこで他人のモンスターと自分のモンスターを戦わせることができます。
Ingress時代にはポータルはプレイヤーが申請をして登録していました。ポケストップやジムはこのポータルがそのまま利用されているので、写真やコメントがそのまま流用されています。(表現の問題で最近変更されつつあります)
私はiPhoneでプレイしていますがAndroidでも動作します。このアプリはUNITYという、凄く便利な開発プラットフォームで作られているので、短時間に開発できる上に色々なOS上で動くアプリを同時に開発できてしまいます。さらにポータルなどを流用するためにNiantic APIと呼ばれるNiantic社独自のAPIが使われているようです。
ということはそのうち「ドラクエGo」とか「妖怪ウォッチGo」が出てくるかも知れませんね!
私の友人で喫茶店を経営している店主が居るのですが、その店主が喫茶店の周辺のポケストップにルアーモジュールというその周辺にモンスターが出現しやすくなるアイテムを利用すると、確かにお客さんの数が増える事を確認してくれました。
喫茶店は屋内なので、GPSが届かないという問題がありそうですが、店内にフリーWiFiを設置していればその問題は解決されます。利用者が店内のフリーWiFiに接続するとGPSが取れていなくても、WiFi APの位置をGoogleが知っているため位置が補正され、問題なく動作します。
ルアーモジュールは30分間で100円程度なので、店内のフリーWiFiと100円のルアーモジュールでお気軽に集客をしつつ店主もポケモンGoを楽しんでいます。さらに一度ルアーモジュールで集まってきたプレイヤーはモジュールが切れると自分で勝手に追加してくれるケースが多いそうです。
お店に来たポケモンプレイヤーの方に声を掛けてみたところ、「歩きスマホで怒られるのが嫌なので、ポケストップ近辺のフリーWiFiの有る喫茶店はとても助かる。電池が直ぐに切れるので充電環境がほしいな。」と言っていました。
店主は早速充電器を準備していました。
ポケストップとフリーWiFiのセットで集客に繋がるんですね!
武本浩一郎
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