~趣味と仕事~
「学童野球の審判をつとめて学んだこと楽しかったこと」
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社 吉田 英邦
「趣味」というわけではありませんが、最近プライベートで、子供たちの野球に付き合い「審判」をよくやっています。
私の子供たちは「学童野球チーム(小学生の軟式野球チーム)」に入団しており、その活動は基本的に保護者のボランティアで成り立っています。子供に野球を教えるのも、試合への送迎も、怪我をしたときの対応も全て保護者が行います。審判も同様で、子供がチームに入団してから練習試合や市内大会などの公式戦の審判をやらざるを得ない状況になりました。
私は小学校時代に野球を経験していたものの、コーチや審判の経験は全くなく、大会主催者が開催する審判講習会やルール本を読みながら徐々に審判の動き方やルールを学び、何とかこなせるようになってきました。
審判はルールを覚えるのは当然ですが、それ以外にグランド上で独特の動き方がありますので、それへの対応というか慣れが大事です。ルールとしては、三振振り逃げや打順間違い、同一の塁上に2人のランナーが居合わせてしまった場合の扱いなど、中学生以上の野球ではあまりお目にかかれないプレーが学童野球では頻発しますので、戸惑うことが多々あります。その場で分からない時はタイムをかけ他の審判と確認しながら対応します。
また、審判の動き方としては、ランナーが逆の方向に(例えば本塁から三塁、一塁から本塁など)動くことがあったり、1人で複数の塁の判定を担当することもありますので、これも慣れないと戸惑います。これらの審判の動き方は、慣れるにつれ両チームの選手に公平に、そして正確に、判定ができるように考えられているもので、本来の目的を達成するための手段であることに気づかされます(仕事でも目的と手段を履き違えないようにしたいものです)。
8月は高校野球の季節ですが、審判の動きも時々、そういう目で見てみると、また違った楽しみ方ができます。機会があれば少しだけ審判の動きに注目して見てみると面白いかもしれません。
ただ、審判は決してずっと見ているものではありません。選手のプレーを楽しみましょう!
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